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| 鳥取県は中国地方の日本海側にあり、面積は全国で7番目に小さく、人口は全国で最も少ない県です。日本海に面して横 に長くJR山陰本線が走っています。列車の本数が少なくて、不便でしたが山陰本線の駅沿いの観光地を巡ってみました。 |
| 鳥取駅前から「ループ麒麟獅子バス」という鳥取砂丘などを回る周遊バスが出ているので、そのバスに乗り鳥取城跡と鳥取 砂丘に行きました。バスは1回の乗り降りで300円ですが、何回でも乗り降り自由の1日乗車券(600円)があったのでそれを 利用しました。 |
鳥取城跡
| 鳥取城は戦国時代に標高263mの久松山(くしょうざん)に築かれた山城です。織田信長の中国攻めで、家臣の羽柴秀吉 が兵糧攻めをして、いわゆる「鳥取の飢え殺し」の舞台となった城です。関ヶ原の戦いの後に城主となった池田長吉によっ て近世城郭に改修され、さらに池田光政により大規模に拡張されました。戦国時代から近世、さらに幕末までの築城技術 が残る城跡なので「城の博物館」と称されています。 鳥取城は久松山の山頂に築かれた山上の丸(本丸)と山麓の平坦部に築かれた天球丸、二の丸、三の丸などのある山下 の丸(さんげのまる)の二重の構造になっています。山上の丸にあった天守は1692年(元禄5年)に落雷で焼失、山下の丸 に残っていた建物も明治時代に大半が壊されました。また、三の丸跡には現在、鳥取西高校の校舎が建っています。 |
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| 内堀 | 久松公園(鳥取城跡)入り口 |
西坂下御門{復元) |
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| 二の丸へ行く階段 | 二の丸の石垣 | 二の丸跡 |
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| 二の丸跡から見える仁風閣と鳥取市街 | 二の丸跡にある石切り場(石垣用) | 鳥居の後ろの階段を上り天球丸へ |
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| 山上の丸への登り口(登山は断念) | 天球丸跡 | 天球丸の巻石垣(復元) |
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| 二の丸裏御門跡 | お左近(おさご)の手水鉢 | 表御門跡 |
✲上記の紫文字部分の注釈
「鳥取の餓え殺し(かつえごろし)」
| 安土桃山時代の1581年6月(天正9年)、鳥取城は織田信長の家臣である羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)率いる2万人の軍勢 に包囲されていた。立てこもるのは毛利氏の家臣、吉川経家(きっかわ・つねいえ)。周辺住民2000人を含む4000人が 城内にたてこもっていたが、兵糧は城兵3か月分の蓄えしかなかった。そのため家畜や草に至るまで食べつくし、やがて 城内は餓死した人の肉をむさぼり食う地獄絵図になった。惨状を見かねた経家が自らの命と引き換えに、城兵と村民の 助命を願い出て、経家は自刃し、籠城4か月目に鳥取城は収束した。自害後、その首は織田信長のもとに送られ、信長 により丁重に葬られた。 |
「天球丸の巻石垣」
| 天球丸は二の丸の一段上にあり、城主池田長吉の姉の天球院が婚家からもどって住んでいたところ。江戸時代後期に 天球丸の石垣が崩れそうになり、その補強のために球面の巻石垣が造られた。巻石垣は港や河川の工事に用いられる のが主で城郭に用いられるのはきわめて珍しく、日本で唯一と言われている。 |
「お左近の手水鉢」
| 池田長吉による城郭改修は難工事で人夫の士気も上がらなくなっていた。そこで、池田家の侍女で、美人で聡明なお左近 (おさご)が袴すがたで現場を回り人夫を励まし、士気を高めた。城主が難工事の二の丸の三階櫓の石垣に彼女が愛する 手水鉢(ちょうずばち)を埋め込んだところ石垣は無事完成したと言う伝説になっている。 |
仁風閣
| 仁風閣(じんぷうかく)は明治40年(1907年)に当時の皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の山陰行啓時の宿泊施設として 鳥取城跡に建てられた、フレンチルネッサンス様式の西洋館です。旧鳥取藩主池田仲博侯爵の別邸でもありました。 1973年6月2日に國の重要文化財に指定されました。 一般公開されています。開館時間 9時から17時 観覧料 150円(小中高生とシニアは無料) |
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| 全景 | 御座所 | 御寝室 |
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| 御食堂 | らせん階段 | らせん階段に柱が無いのが珍しい |
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| 展示室 | 映画「るろうに剣心」の撮影場所になった | |
鳥取砂丘
| 鳥取城跡から又、麒麟獅子バスに乗り20分で鳥取砂丘(砂丘会館)に着きます。道路の向こうに砂丘が広がっていて、多くの 外国人観光客が来ていました。砂丘は南北2.4km、東西16km、最大高低差が90mの日本海に沿って広がる海岸砂丘です。 1955年(昭和30年)に國の天然記念物に、2007年(平成19年)に日本の地質100選に選定されました。 近くに砂の美術館があり、展示されている精巧で迫力のある砂の彫刻を観たかったのですが、1月から休館で、砂像の展示 は4月からなので残念ながら観ることが出来ませんでした。 |
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| 日本最大級の砂丘 | ||
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| 馬の背に登った人の砂跡がすごい | 急斜面を登る人 | らくだに乗ってのお散歩や記念撮影 |
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| 鳥取駅から山陰本線で倉吉駅まで約1時間(快速だと43分)。駅前の②乗り場から市内路線バス(日本交通、日ノ丸交通が 頻発)に乗ると15分ほどで赤瓦白壁土蔵のバス停に着きます。5分ほど歩くと白壁土蔵が見えます。 |
赤瓦・白壁土蔵群
| 山陰の小京都と言われるように、倉吉の町家はうなぎの寝床と言われる、間口が狭く奥行きの長い建物になっています。 その建物の中に店と母家、中庭の裏に土蔵が造られているので、表通りには店構えがあり、裏通りには土蔵が連なって います。屋根の赤瓦は石州瓦を使っています。かって造り酒屋や醤油屋などに使用されていた土蔵や建物が雑貨屋やカ フェ、ギャラリーなどに利用されていて、レトロな町並みになっています。 |
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| 白壁土蔵群 | 杉焼板の縦目板張り | ちくわ屋さん |
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| ふる里物産館 | 桑田醤油醸造場 | 赤瓦の屋根 |
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| 弁天参道 | 大連寺 | 横綱琴桜記念館 |
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| 由良駅は倉吉駅から二つ目にある駅です。マンガ・アニメ「名探偵コナン」の原作者、青山剛昌(あおやまごうしょう)の出身 地である北栄町にある駅です。北栄町は「コナン」で一色の町なので、由良駅にも「コナン駅」という愛称を付けています。 |
青山剛昌ふるさと館
| コナン駅から「青山剛昌ふるさと館」へ行く道路、約1.4kmを「コナン通り」と名付けています。通りには各所にブロンズ像や モニュメントなどが置かれてれています。「青山剛昌ふるさと館」は幅広い年齢層のファンであふれていて、人気の高さが 伺えました。 入館料は小学生 300円 中。高校生 500円 大人 700円 |
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| コナン駅 | コナン通りのブロンズ像 | コナン大橋 |
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| ふるさと館のコナン像 | あがさ博士の車 | ふるさと館入り口 |
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| 光るシンボルオブジェ | 小学4年生の時の絵(母の後ろ姿) | 19歳の時描いた自画像 |
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| 小学6年生で探偵物の漫画家になる夢を | コナンのセル画 | 熱心な入場者 |
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| 由良駅から米子駅まで山陰本線に乗り(1時間)、米子駅でJR境線に乗り換えて境港駅に向かいます。境線は1時間に1本 の運行です。境線になると「ゲゲゲの鬼太郎」一色になります。列車は鬼太郎のイラストで彩られ、各駅にキャラクターの名 前が付けられています。米子から境港までの43分、子供とっては楽しい乗り物だろうと思います。 |
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| 鬼太郎列車(6種類の列車がある) |
座席にも鬼太郎が | 米子駅はねずみ男駅の愛称に |
| 「水木しげるロード」は漫画家の水木氏の出身地である境港市の商店街を妖怪ワールドとして、1993年(平成5年)に建設さ れました。誕生から25周年の2018年(平成30年)7月に大規模改修されて、リニューアルオープンしました。 「水木しげるロード」は境港駅前から続く約800mの通りに177体の妖怪ブロンズ像が点在しています。両側に建ち並ぶ商店 には妖怪一色のグッズや関連商品がならべられ、飲食店などもあり賑やかです。 |
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| 境港駅(天井に一反木綿) | 駅前にある水木先生のブロンズ像 | 改修で広くなった「水木しげるロード」 |
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| 鬼太郎のブロンズ像 | ねずみ男のブロンズ像 | ねこ娘のブロンズ像 |
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| ベンチにもキャラクターが | 妖怪ポスト(妖怪の消印が捺される) | 顔はめ |
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| 一反木綿の鳥居を潜ると妖怪神社 | 御神体 | 目玉おやじ清めの水 |
| 「水木しげるロード」は沿道のブロンズ像が想像していたより小さくて(30~40cm位の物が多い)ちょっと残念な感じがしま した。ただ、夜になると、ブロンズ像がライトアップされたり、ロード全線に影絵が照射されたりするので、幻想的な町並み になるようです。夕方から夜に行くのがベストなのかもしれません。「水木しげる記念館」は時間の関係で観ることが出来 ませんでしたが、見どころが沢山で、ファンにとっては楽しい場所のようです。観れなくて残念でした。 |
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かって、鳥取県は全国で唯一、「スターバックスコーヒー」の出店がなかっ た県でした。平井鳥取県知事が「鳥取にスタバはないけど、日本一のスナ バ(砂場)がある」と言ったので、その言葉をヒントに2014年(平成26年)に JR鳥取駅前に「すなば珈琲」の一号店が出来ました。今では鳥取県内に 10店舗の出店になっています。ちなみに、「スターバックスコーヒー」は20 15年に鳥取県に初めて出店して、今は4店となっています。 その影響なのか、鳥取県の一般家庭でのコーヒーの支出額が全国一に なりました。 |