日本平・
   久能山東照宮探訪
 

静岡駅北口から日本平ロープウェー入り口まで(静鉄バスで43分)行くと日本平の山頂です。静岡市の駿河湾に面する
標高307mの有度山(うどさん)の山頂の平坦地で、日本武尊(やまとたける)伝説に由来して日本平と呼ばれています。
急崖を隔てた南の部分は久能山と呼ばれ、久能山東照宮があります。日本平と久能山を結ぶロープウェーがあり、5分
間の空中散歩が楽しめます。又、日本平にあるお茶会館でお茶の試飲とお茶摘み体験(500円)が出来ます。
 
 日 本 平

お茶会館 お茶摘みは上の新芽を摘み取ります。 正面に大きな富士山が見えるはずですが。


久能山東照宮

日本平からロープウェーに乗り、久能山に下りると、久能山東照宮の境内に入ります。久能山東照宮は徳川家康が祀られ
ている神社です。徳川家康は元和2年(1616年)4月17日に75歳の生涯を静岡の駿府城で終えました。「遺骸は久能山
に埋葬すること」の遺命により、ただちに久能山に埋葬され、翌年12月に2代将軍秀忠公によって東照社(現東照宮)の社
殿が造営されました。平成22年(2010年)12月に本殿・石の間・拝殿が国宝に指定されました。



桜門(ろうもん) 鳥居 唐門
拝殿 拝殿の装飾
本殿側面 廟門 神廟(家康公のお墓)
神楽殿 神庫(奉納品を収めていた) 日枝神社
透かし塀 逆さ葵 家康公の手形(実物大)
楼門の獏の彫刻 見晴台からの駿河湾 ロープウェー

久能山東照宮の建築物の中に人々に伝えたいメッセージが隠れているものが、いくつかあります。

「司馬温公の瓶割り」
   このページのタイトルに挿入した本殿の彫刻です。昔、かくれんぼをしていた子供の一人が大きな水がめの中に落ちてし
   まいました。その水がめはとても大切なものだったので、壊していいのか分からず迷っている子供が多い中、司馬温公は
   迷わず、かめを割って友達を助けたという中国の故事をあらわしています。「命の大切さ」を説いています。
「獏の彫刻」
   楼門にある彫刻です。バクは中国の霊獣で、鉄や銅を食べるとされています。戦争で刀や鉄砲が造られ、鉄や銅が大量
   に使われると、バクの食べるものが無くなります。鉄や銅が戦争に使われずにバクが食べることが出来る平和な世の中が
   続くことを願う彫刻です。家康公の想いに通じるものがあります。
「逆さ葵」
   社殿の側面の垂木に付けられた葵の紋が一か所だけ逆さになっています。「完成させてしまったら、あとは朽ちるのみ」と
   いうところから、あえて未完成にしているものです。

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久能山東照宮へ行くにはロープウェーの他に、海側の山下から続く表参道の石段を登って行く方法があります。山下の石鳥居
から一の門まで九十九折れの石段が1159段あります。日本平ロープウェーが開通する昭和32年までは皆、この石段を登って
参拝していました。

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